kubeadmを使ったコントロールプレーンの設定のカスタマイズ
FEATURE STATE:
Kubernetes 1.12
stableこの機能は、現在 安定版 です。
- バージョン名は、
vX
(X
はバージョン番号を示す整数) という規則でつけられています。 - 安定版となっている機能は、これ以降のバージョンにおいても長期にわたって利用可能です。
kubeadmのClusterConfiguration
オブジェクトはAPIServer、ControllerManager、およびSchedulerのようなコントロールプレーンの構成要素に渡されたデフォルトのフラグを上書きすることができる extraArgs
の項目があります。
その構成要素は次の項目で定義されています。
apiServer
controllerManager
scheduler
extraArgs
の項目は キー: 値
のペアです。コントロールプレーンの構成要素のフラグを上書きするには:
- 設定内容に適切な項目を追加
- フラグを追加して項目を上書き
--config <任意の設定YAMLファイル>
でkubeadm init
を実行
各設定項目のより詳細な情報はAPIリファレンスのページを参照してください。
備考:kubeadm config print init-defaults
を実行し、選択したファイルに出力を保存することで、デフォルト値でClusterConfiguration
オブジェクトを生成できます。
APIServerフラグ
詳細はkube-apiserverのリファレンスドキュメントを参照してください。
Example usage:
apiVersion: kubeadm.k8s.io/v1beta2
kind: ClusterConfiguration
kubernetesVersion: v1.16.0
apiServer:
extraArgs:
advertise-address: 192.168.0.103
anonymous-auth: "false"
enable-admission-plugins: AlwaysPullImages,DefaultStorageClass
audit-log-path: /home/johndoe/audit.log
ControllerManagerフラグ
詳細はkube-controller-managerのリファレンスドキュメントを参照してください。
Example usage:
apiVersion: kubeadm.k8s.io/v1beta2
kind: ClusterConfiguration
kubernetesVersion: v1.16.0
controllerManager:
extraArgs:
cluster-signing-key-file: /home/johndoe/keys/ca.key
bind-address: 0.0.0.0
deployment-controller-sync-period: "50"
Schedulerフラグ
詳細はkube-schedulerのリファレンスドキュメントを参照してください。
Example usage:
apiVersion: kubeadm.k8s.io/v1beta2
kind: ClusterConfiguration
kubernetesVersion: v1.16.0
scheduler:
extraArgs:
address: 0.0.0.0
config: /home/johndoe/schedconfig.yaml
kubeconfig: /home/johndoe/kubeconfig.yaml
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